日本全国懸け橋プロジェクト#2 「香川県小豆島・永代橋」

よんなな会※1と三菱地所が、9年間かけて日本全国の橋を洗う『日本全国懸け橋プロジェクト』。「日本を明るく、元気にしたい。」という共通の想いのもと、橋洗いを通じて全国の地域社会との交流を深めます。その懸け橋プロジェクトの第2弾が、香川県小豆島・永代橋を舞台に行われました。 ※1:よんなな会 情報社会の発展によって、人と人とがつながりやすくなっている今だからこそできる“仲間づくり”を実現すべく、全国に約300万人いる公務員の志や能力を高め、世の中を良くするためにさまざまな活動を展開中。http://47kai.com

世界一狭い海峡、
土渕海峡に架かる橋を橋洗い!

 瀬戸内海に浮かぶ小豆島の西部に位置する永代橋。2019年1月19日、懸け橋プロジェクトの第2弾が、国家公務員・地元土庄町役場・四国中国地方の大学生・三菱地所を中心とした約40人の参加者のもと実施されました。

橋洗いの最中に、地元の方から「ご苦労様です。」とお辞儀をされる場面もあり、小豆島ならではの温かい歓迎を受けました。

夜には、よんなな会が実施しているよんなな学校(大学生主体のワークショップ)のカリキュラムを実施。
橋洗いに参加いただいた土庄町役場職員の方を交えて、「自分が小豆島の町役場の職員だったら、島を元気にするために、どのようなアクションを取るか?」というディスカッションを行い、地域の知識を深めるきっかけになりました。

 人を想い、街を想い、社会を想い、「日本を明るく、元気にする街づくり」を目指す懸け橋プロジェクト。第二弾は、参加者全員が地域の温かさを体感し、幕を閉じました。

参加者インタビュー

高橋幹佳氏(よんなな学校代表・山形大学)
やりたい事が見つからない、という悩みを抱える学生が多い中で、公務員や民間、そして地域の方々との共同作業を通して、肩書を気にせず交流ができることは、学生にとってチャンスが拡がり、多くの生き方のヒントが得られるなと感じました。
今後も、橋を洗うことを通して、たくさんの人と人の掛け算を起こしていきたいです。

笠井雅貴氏(土庄町役場)
この日本全国懸け橋プロジェクトのお話をいただいた時から、この『土渕海峡』にかかる橋以外は考えられませんでした。そして、初対面が多くて最初はよそよそしかった参加者が、橋洗い作業が終わる頃には笑顔で談笑している姿を見ると、こんなにも短時間で人と人が繋がったのは、やはりこの『土渕海峡』が”世界で最も狭い海峡”としてギネスブックの認定を受けているからかなと勝手に想像してしまいました!(笑)

人と人とのつながりが、新たな価値を生みだして、地域を変えて世界を変えていけるのではないか。と感じさせてくれるプロジェクトでした。

川口恭輔氏(土庄町役場)
全国から来てくれた皆さんと一緒に、タワシ片手に一生懸命橋を洗いました。
真冬に汗だくになりながら橋を洗っている学生は、島ではなかなか見られません(笑)
世界一狭い海峡にかかるこの橋は、地域の交通を支える重要な橋です。
そんな橋を洗うことを通じて、小豆島という離島でちょっとだけ全国と繋がることができる、素敵な時間を共有することができました。

コラム:香川県小豆島・永代橋ってどんな橋?

西部に位置する土庄地区と渕崎地区に挟まれる、「土渕海峡」。
海峡上にかかっている橋は、全部で3つ。
フレトピア公園と隣接する「ふれとぴあ橋」、伝法川河口にある「オリーブ大橋」、そして海峡幅が1番狭い「永代橋」。
この土渕海峡は「世界一狭い海峡(最小幅:9.93m)」として1997年にギネスブックに登録されており、永代橋を渡り土庄町役場へ訪問すると、「世界一狭い海峡横断証明書」という立派な証明書を発行することができます。

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